【MaaSの基礎】MaaSを0から理解するために読みたい本5冊

【MaaSの基礎】MaaSを0から理解するために読みたい本5冊

2019年に入り、各業界でさまざまな取り組みや実証実験が進められ、ますます活況にあるMaaS。

「ニュースでは話題になっているけど、イマイチその仕組みやメリットがわからない」「MaaSを0から理解したい」という方に向けて、MaaSについてわかりやすく、さまざまな視点から解説された書籍を5冊ご紹介します。

MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ

フィンランドを始め、世界中でモビリティ革命が起きている−―国内のMaaSはどこへ向かうべき? なぜ、各業界がこぞって取り組んでいるの?

そもそもMaaSとは何か。MaaSによってどのようなビジネスインパクトが起きるのか。国内外での違いとは? 来たるモビリティ革命に備え、各産業はどのようにアクションを起こすべきかなど、MaaSの本質からまちづくりや具体的なビジネスへの転換まで、包括的にMaaSを捉えて解説する重厚な一冊。MaaSの先駆者・フィンランドで「Whim」を提供するMaaS GlobalのCEO、Sampo Hietanen氏のインタビュー、国内外におけるMaaSの主要プレイヤーをまとめたカオスマップも収録。しっかり読み込めばMaaSの全体像が把握できるはず。

ざっくり内容を把握する目次欄:
序章 MaaSは危機か、それとも輝ける未来か
1. モビリティ革命「MaaS」の正体
2. なぜMaaSのコンセプトは生まれたのか
3. 日本におけるMaaSのインパクト
4.「新モビリティ経済圏」を制すのは誰か?
5. プラットフォーム戦略としてのMaaS
6. テクノロジー戦略としてのMaaS
7. MaaSで実現する近未来のスマートシティ
8. 産業別MaaS攻略のアクションプラン
終章 「日本版MaaS」に向けて

著者:日高洋祐・牧村和彦・井上岳一・井上佳三
出版社:日経BP社
書籍ページ:https://shop.nikkeibp.co.jp/front/commodity/0000/269670/
Amazonページ:https://amzn.to/2yfO0Ca

スマートモビリティ革命

現在のモビリティ革命の背景にある世界の公共交通政策や情報技術の進化について概説しながら、日本でいち早くモビリティサービスを実現した未来シェアの「未来型AI公共交通サービスSAVS(Smart Access Vehicle Service)」について、技術と社会実装の現状を紹介。来たる超高齢化社会により、過疎化が止まらない地方。社会課題を解決するために、MaaSをどのように取り入れるべきか? 国内MaaSを浸透させるために必要なこととは?実際の取り組みから、モビリティ革命に必要な考え方、最適化への課題を浮き彫りにした一冊。

ざっくり内容を把握する目次欄:
序章 スマートモビリティ革命へ向けて
1.世界の公共交通政策とスマートモビリティ革命
2.未来型AI公共交通サービスSAVS
3.スマートモビリティを実現する未来技術
4.都市型デマンド交通とマルチエージェント社会シミュレーション
5.未来のモビリティデザインと需要分析・予測・設計手法
6.SAVS実証実験の全国展開と未来型AI公共交通への課題
7.SAVS実証実験の舞台裏―マルチデマンド配車計算の実装
8.地域公共交通の現実とモビリティ革命への障壁
終章 SAVSで未来社会を創る

著者:中島秀之・松原仁・田柳恵美子・スマートシティはこだてラボ+株式会社未来シェア
出版社:近代科学社
Amazonページ:https://amzn.to/2GyXSeL

Mobility 3.0: ディスラプターは誰だ?

MaaSと共に注目ワードになっているCASE(ケース)。これは、Connected(コネクテッド)、Autonomous(自動運転)、Shared / Service(シェアとサービス)、Electric/Electronicのそれぞれの頭文字を組み合わせた略称です。世界最大手の経営コンサルティング会社・アクセンチュアが、100年に一度の変革期真っ只中にある自動車業界において、これらのモビリティサービスがどのようなインパクトを起こすか、自動車業界が生き抜くためにすべきことなどを丁寧に解説しています。アクセンチュアによる最新予測からGoogleとソフトバンク、自動車メーカーそれぞれのアプローチ、CASEから見たクルマの未来など、読み応え抜群の内容です。

ざっくり内容を把握する目次欄:
序章 モビリティ3.0の世界で、人々の移動はどう変わるか?
1. CASEがすべてを変える
2. CASEからどのようなビジネスが生まれるのか?
3. CASEによって新たに生まれる事業機会
4. グーグルの戦い方
5. ソフトバンクの戦い方
6. CASE時代における自動車メーカーのモビリティ戦略
7. モビリティ3.0の世界を創造する

著者:川原英司・北村昌英・矢野裕真
出版社:東洋経済新報社
書籍ページ:https://str.toyokeizai.net/books/9784492762493/
Amazonページ:https://amzn.to/2KccPnW

モビリティー進化論 自動運転とモビリティサービス、変えるのは誰か

進化する自動車産業のけん引役は、「自動運転」と「次世代モビリティサービス」-?カーシェアリングが全国に普及し、クルマは所有からシェアする時代に変わりつつあります。著者曰く、将来はこの2つが融合することで自動車産業の姿が大きく変わるのだとか。

クルマの枠を超えたモビリティの未来を、日本国内だけでなく、米・欧・中などの国々、そして社会情勢や需要、産業、都市環境を踏まえじっくり考察された書籍。具体的なコスト面までもしっかり見据えており、絵空事ではなく現実的な視点で考えられていることがわかります。MaaSによって、日本と世界はどうなるの?をしっかり解決してくれるでしょう。

ざっくり内容を把握する目次欄:
1. 交通システムで解決すべき社会的課題・ニーズ
2. 世界各国の都市構造はこれだけ違う
3. 各国の普及をけん引するのはどの産業か
4. 既存の交通サービスはどこに問題があるか
5. 各国で勃興する新たなモビリティーサービス(前編)
6. 各国で勃興する新たなモビリティーサービス(後編)
7. モビリティーサービスとしての物流市場
8. ユーザーから見たモビリティーシステム変革のニーズ
9. モビリティーシステムの変革を国や自治体が後押し
10. 自動運転車開発の「押さえどころ」を考える
11. 自動運転車の販売価格はこうなる
12. 自動運転型モビリティーサービスの開発をいかに進めるか
13. LSVが変える自動車業界
14. モビリティーサービスと自動運転、2030年の普及シナリオ
15. 自動車市場への影響とプレーヤーに求められる行動

著者:アーサー・ディ・リトル・ジャパン
出版社:日経BP社
書籍ページ:https://shop.nikkeibp.co.jp/front/commodity/0000/265010/
Amazonページ:https://amzn.to/32WscJN

 MaaS入門:まちづくりのためのスマートモビリティ戦略

8月1日に発売予定のホヤホヤの新刊!2019年のバズワードになりつつあるMaaS。国内と世界の動きを紹介しながら、地方と都市をサステナブルな状態にする強力なツールとして、MaaSをどのように活かすべきかを徹底解説した一冊。これからMaaSを学びたいという方、MaaSで地方創生を考えている方にもぴったりのMaaS入門本です。

ざっくり内容を把握する目次欄:

序章 MaaSは交通まちづくりの最強ツール
1. フィンランドから世界に広がるMaaS
2. MaaSの源流になったスマートテクノロジー
3. フィンランドとヘルシンキの政策
4. MaaSが生まれた理由
5. ヘルシンキでMaaSを体感する
6. 世界で導入が進むMaaS
7. 自動車メーカーがMaaSに参入する理由
8. ルーラル地域とMaaS
9. 日本でのMaaSの取り組み
10. 日本でMaaSを根付かせるために

著者:森口将之
出版社:学芸出版社
書籍ページ:http://book.gakugei-pub.co.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-2711-2.htm
Amazonページ:https://amzn.to/2K8cSRN

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