mojio
他社メーカーが提供するMojio公認のデバイスを使ったプラットフォームとデバイス一体型サービス。
最適ルートや渋滞情報を知らせたり、運転のフィードバックや改善提案もしてくれます。データはスマートデバイスから確認が可能。現在はBtoBサービスのみ(コネクテッドカービジネス向け)となっており、AmazonのAlexaやMicrosoftのAzureの音声AIシステムとも接続が可能です。
また、サードパーティ製の情報と組み合わせてコンテンツの信憑性を強化したり、開発者向けにAPIやSDKも公開しています。
Dash
こちらもプラットフォームとデバイスセットのサービス です。
スマホなどの専用アプリで管理 でき、デバイスは最安10ドルのモデルからとお手軽な価格。現在はBtoCのサービスのみの提供となっています。
運転スキルをスコア化して他の人とシェアできるようなゲーム性を取り入れているのが特徴。Twitter、Facebook、Dropboxなどの他スマートフォンアプリと連携が可能です。
導入費用
端末:10ドル〜59ドル(端末モデル次第)
Zubie Business
BtoBフリートとBtoC (BtoCは車を数台持つ家族向けより) サービスを提供。家族向けのお得なプランもあります。
Verizonが提供する4Gネットワークを用いてデバイス経由でWiFiホットスポットを車内に提供。こちらも、運転スキルをスコア化して他の人とシェアできるようなゲーム性を取り入れています。 家族全員の情報を一括管理できるのもDashの特徴 です。アプリがAmazon Echoに対応しており、今自分の車がどこにあるか声でAmazon Echoが教えてくれます。
修理サービスやパーキングエリア、ガソリンスタンドなどのクーポン、割引も!
導入費用
- Zubieプラン:0ドル Zubie + In-Car WiFiプラン:99.95ドル(BtoC向け)
- Pay As You Goプラン:49.95ドル
- 年間プラン:0ドル Zubie Business + In-Car WiFiプラン:149.95ドル(BtoB向け)
月額費用
- Zubieプラン:99.95ドル/年 Zubie + In-Car WiFiプラン:10ドル/月(BtoC向け)
FleetGO
BtoBフリートのみ で、ネットがあればどの端末からでもアクセスが可能 のサービス。
各車両の移動記録の詳細が確認でき、事前設定した時間やエリアからずれた車両の動きがあると管理側に通知を送付するような機能も。
「Private」機能があるため必要に応じて情報を匿名化できます。また、同じ車両でもドライバーごとにIDを割り当てることが可能 です。
APIを公開 していたり、端末レンタルのプランがあるのが特徴です。
導入費用
端末レンタル契約の場合、 端末費用0ドル、端末購入契約の場合、 端末費用176ドル。
月額費用
端末レンタル契約の場合、 最低3年契約の15ドル/月 、端末購入契約の場合、期間指定可能の9.50ドル/月
Mix FleetManager とMix SafeDriver
入れ替えサイクルの早い消費財を取り扱う企業、公共サービス機関、警備会社、建築会社、輸送業者、緊急サービス業、政府、レンタルサービス会社、採鉱業者、公共交通サービス向けにフォーカスしてサービスを提供しているよう。
Mixsafe、Mix FleetManager(Essential)、Mix FleetManager(Premium)で使える機能に限りがあり、 過去の運転パフォーマンスとの比較機能も備えています。
燃費・走行距離・労働時間のモニタリング機能、各車両のロケーションや活動記録を一括オペレーションするサービスも。
まとめ
基本的な機能やサービスは各社大きく違うわけではなく、目指している世界観も基本的は同じです。従来のような大掛かりな車載器や高価なカーナビを搭載する形ではなく、スマホや簡易デバイスによって手軽にクルマをコネクテッドにし、リアルタイムに車両情報を収集することで、ユーザーに対してより安全・安心、お得な特典や効率化などをサービスに織り込んで提供しています。
クルマまわりのコストやリスクが軽減され、事故や渋滞も軽減されて行くことで、よりエコで快適な交通社会が到来するというコンセプトは、今後の自動運転の世界へのトランジションと同じベクトルです。今後ますますこういったサービスが常態化していくことで、人類における「交通事故」「渋滞」で失っている尊い人命や貴重な時間というのを少しずつでも取り戻していきたいですね。