定額乗り放題!サブスクリプション型配車サービス「Uber Plus」
最近は様々なジャンルで「サブスクリプション」というモデルのサービスが増えてきており、ニュースなどで耳にした方もいらっしゃるかもしれません。
このサブスクリプションとは、一定期間サービスの利用が決められた範囲ないで無制限に使えるというサービスのモデルです。
例えばSpotifyを始めとした音楽聴き放題サービスや、NetflixやHuluといった動画見放題のサービス。さらには日本でも2016年の8月から利用できるようになった、電子書籍の読み放題サービス「Kindle Unlimited」などは利用されている方もいらっしゃるでしょう。
それらのサービスと同じように、毎月一定の金額を払うことでUberに乗りまくれるというのがUber Plusです。乗り放題といっても無制限ではなく、地域によって料金のや回数の上限、そのほか細かい条件に違いがあります。
Uber Plusの概要
ベータ版リリース時に提供開始されたのは、以下の6都市です。
- サンフランシスコ
- シアトル
- サンディエゴ
- マイアミ
- ボストン
- ワシントンDC
回数や料金、条件は異なりますが、基本的には月額20ドルで20回〜40回の利用ができるようです。(一部、提供が継続されないエリアもあるようです)
また10月からはニューヨークでの提供が開始されます。
Forbesによれば、別の乗客との乗り合いプラン「Uber Pool」を利用する際が対象とのこと。
料金の前払いにより、同一方向に向かう客たちが乗り合い乗車を行なう「ウーバー・プール」の利用が無制限で可能となる。料金は10月の第2週までの期間が100ドル。200ドルを払えば10月末までの期間が乗り放題になる。
利用頻度が多い人にとってはかなりお得!
例えば今回ニューヨークでテスト的に提供されるプランであれば、Uber Poolに限られるものの使用回数の上限はありません。
頻繁に使用しているというユーザーの場合は、かなり安く利用できる可能性もあります。普段はタクシーを利用しているという人も、これを機にUberを検討するというのもいいかもしれません。
使用回数の上限があるケースでも、同様に上限回数に達するほど使う人にとっては非常にお得です。
サンフランシスコの場合9月までは、「20ドルで20回の乗車」、もしくは「30ドルで40回」の乗車が可能だったが、10月からは「40回の乗車は40ドル」となる。(Forbs japanより)
例えばサンフランシスコだと40回の乗車が40ドルになるとのことで、上限まで使えば1回あたりの料金は1ドルになります。もちろん1日に1回以上利用することになるので、相当なヘビーユーザーの場合ではありますが。
次々と新サービスを繰り出すUber
Uber Plusはまだ始まったばかりで、今後サービスが継続されるのか、条件がどのように変わっていくのかはわかりません。ただ、定額で乗り放題という切り口は現代的であり、非常におもしろい切り口だと思います。
Uberはすごい勢いで提供エリアを広げているだけでなく、Uber Plusのように新たなプランや新規サービスも続々と始めています。
例えばフードデリバリーサービスのUberEATS。アプリから簡単にデリバリーの注文ができる同サービスは、9月29日より東京の一部エリアでも利用ができるようになりました。
また自動運転トラックを用いた運送サービスを提供するOttoを買収し、物流にイノベーションを起こそうとしています。(これについては別途詳しく紹介する予定です)
さらには飛行機タクシーを真剣に考えているという話もでてきているほど。
短期間の間にも急速に進化し続けるUber。今回紹介したUber Plusを含め、今後のUberから目が離せません。