1位 「MaaS」
「CASE」「MaaS元年」「100年に一度のモビリティ革命」など、2019年は自動車業界全体を大きく揺るがすニュースが立て続けに舞い込んだ一年でした。そこでとくに注目されたのが「MaaS」。Mobility as a serviceを略したこの言葉は、情報通信を活用してシームレスにつなぎ、移動を1つのサービスとして捉える概念のことを言います。その市場規模は2030年には日本国内だけでも6兆円を達すると言われているほど、今後大きく進化を遂げることが予想されます。2020年も目が離せません!
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2位 「テレマティクス」
その歴史自体は意外と古いテレマティクス。テレコミュニケーション(通信)とインフォマティクス(情報工学)を合わせて作られた造語は、自動車などの移動体に通信システムを組み合わせ、リアルタイムに情報サービスを提供することを意味します。テレマティクスを活用したサービスには、走行距離と運転行動データをもとに保険料が確定する保険サービス、位置情報に応じた情報や広告の配信があります。
コネクテッドカーがじわじわと広がりつつある中で、テレマティクスに関する情報への感度も高まっているようです。
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3位 「テンプレ」
車両管理に運転日報、日常点検、運行計画表などなど、自動車を有する事業者であれば、ドライバーと車両の管理を徹底するために日々、数多くの書類を作成しなくてはなりません。SDMGではダウンロードすればすぐに利用できるテンプレをまとめてご紹介していますので、ぜひご活用ください!
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4位 「ドライブレコーダー」
煽り運転対策としてドライブレコーダーの設置を検討する人が増えています。とくに2019年は目を疑うほどのゾッとするような事件・事故が多く、危険な行為から身を守るためのいち手段として高精度なドラレコへの興味が急伸。SDMGでは様々な性能のドラレコをご紹介しています。
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5位 「モーダルシフト」
地球に優しく、大量輸送を―環境への負荷を低減するために、貨物輸送をトラックなどの自動車から鉄道や船舶へ転換するモーダルシフトの動きが活発になりつつあります。とくにドライバー不足が叫ばれている昨今においては、モーダルシフトの取り組みが欠かせないとも言えるでしょう。
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6位 「安全運転」
車を所有する人、事業者であればいつも心がけたい安全運転。しかし運転に慣れてきたり、急いでいたりするとついつい危険運転をしてしまう…。そもそも安全運転とは?を解説した記事からドライバー一人ひとりの運転特性を見極める記事まで、SDMGでは安全運転を多角的な視点で取り上げた記事が満載です。
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7位 「車両管理」
「適正な配車ができているのか」「車両の点検時期はいつ?」「誰がどの車両を利用しているのか」など、車両に関する情報は多岐に渡るもの。手間暇のかかる煩雑な業務ではありますが、効率化やコスト削減を実現するには車両管理の徹底が近道です。最近では非常に便利な車両管理システムも多く提供されているので、こうしたツールをうまく活用して自社にあった車両管理体制を構築しては。
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8位 「3PL」
物流に関連する人であれば一度は耳にしたことがあるかもしれない3PL。積み重なる物流の課題を解決し、より効率的にそして経済的な運用を叶えるサービスとして注目されているようです。2020年はここからさらに進化を遂げ、3PLのノウハウを持った物流企業が他の物流企業にノウハウを伝授し、サービス化する“4PL”が広がっていくのではと予想されています。
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9位 「API」
API(アプリケーションプログラミングインターフェイス)とは、とあるコンピュータプログラムの機能やデータを外部のブログラムから呼び出して利用する仕様や手順のこと。機能を共有することで、コミュニケーションを円滑にしたり機能を拡張したりするなど、可能性が大幅に広げられるのです。いろんなものがつながる時代だからこそ、注目されているのかも?
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10位 「ETC」
SDMGの中でももっとも読まれていたETC2.0の記事。割引サービスなど、搭載することで多くの恩恵を受けられるため、車載器を設置する人が増え続けています。利用者が多い首都高速道路では、2019年の10月1日から東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県で「はじめトク?ETC助成金キャンペーン」「もらっトク?いまだけQUOカード付キャンペーン」を実施。助成地域内のキャンペーン取扱店でETCまたはETC2.0の車載器の価格(セットアップ費用含む)から1万円を割り引くもので期間は2020年3月31日まで。この機会を利用してますます導入が加速しそうですね。
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